【世界一働きたい会社とは、どんな会社ですか?】

 

映画製作所サウンドセレクト

「双子の音使い」総監督

 

最高経営責任者 平木信匡

 

 

 

 

 

 

世界一働きたい会社とは、どんな会社か?

 

 

 

それは自分が一番良く解っていた。

 

 

 

会社に行って、働きたく無い社員を見ていると、

 

彼らにとって最も都合良い会社とは、

 

 

 

【働かなくてもお金が貰える会社】である。

 

 

 

 

 

 

 

そして1つの事に気づいた。

 

社員はアルバイト以下の時間給換算で責任が倍の仕事を

 

やらされている事を。

 

 

 

 

 

では、仕事がやりたくてしょうがない人を集めればどうか?

 

例えばデビューしたての声優さん、画家さん、音楽家、

 

その人達に相場の倍の金額を支払ったらどうか?

 

 

 

 

 

すると、驚くべき事が起こった。

 

 

 

大抵の方は求める力以上の成果を出して、

 

完璧に仕事をこなしていく。

 

 

 

ムービー、スチール、子役、全ての人が、全力で仕事をする。

 

 

 

そして、皆楽しんで生き生きだった。

 

仕事が終わったら、皆、笑顔でお礼を言われる。

 

 

 

そしてある日、私どもの仕事を一緒にしたいという人が

 

何人か名乗り出て来た。

 

 

 

噂は広まり、サウンドセレクトは

楽で高時給、ステップアップに丁度良いと言っていた。

 

そして私は仕事をもっと楽しく、簡単になるよう、説明をした。

 

東京都の時給が1100円になる頃、

サウンドセレクトは時給2000円。

 

募集を掛けると1週間に100名程応募が来た。

 

社長である私は心に決めた。

 

宇宙一、働きたい会社を創ると・・・

 

 

そもそも、役員会議では、5000円くらいのレストランが予約される。

 

 

 

では、1日1000円でもいいから、

 

スタッフさんが食事をしたり、飲み物を買ったり、

自由に使えるお金が作れないかと思っていた。

 

 

 

だから、まかない費というのを作った。

 

 

 

そして我が社、名物、用途不明金になり、税理士さんがちゃんと整備してくれた。

 

 

 

まかない費、この用途は問わない事とする。

 

 

 

会社は食事を前提として支給するが、いいよね、食べなくても。

 

 

 

そのゆるさ、故に応募が殺到した。

 

 

 

生理休暇はもちろん、誕生日休暇、定年を120歳にし、認知症が出ない限り使用する。

 

 

 

無茶苦茶言ってるのは解ります。

 

 

 

だけどね、無いより良いんじゃない?

 

 

 

そして身体障害者1級の方、癌の方も、同等の扱いとする。

 

 

 

すると障害者採用も出来た。

 

実際に身体障害者1級の方も迎え入れた。

 

 

 

誰が好き好んで、自分の誕生日に仕事したいか?

 

 

 

そうだな、家族の誕生日、クリスマス、お盆、ゴールデンウィーク、

 

は全て会社を休んで良い事とする。

 

 

 

そうして、どんどんサウンドセレクトは

 

従業員に都合の良い会社になった。

 

 

 

そして言うまでもなく、この29年、ほぼ在宅リモートワークなのだ。

 

 

 

スタジオ収録を除き、ほぼ99%が在宅。

 

 

 

スタッフがアメリカ人、アメリカ在住とか、当たり前になってきた。

 

 

 

これは23年程前にアメリカ人子役を採用した事がきっかけで、ニューヨーク、

メリーランド州、ドイツフランクフルト、ガーナなどにスタッフが集まってきた。

 

 

 

そして今年はロシア人子役とウクライナ人子役も採用出来た。

 

 

 

でしょ?立派な在宅ワークである。

 

 

 

 

 

そりゃね、応募が殺到するでしょう。

 

 

 

中には応募したい為に、作品の類似作品を提出して頂いた方、

遠方からホテルを予約してお越し頂いた方、など感謝の言葉しか無い。

 

 

 

私は12歳の時にサークルを作り、15歳で学校行きながら社長になった。

 

 

 

潰れるならとっくに潰れている。

 

 

 

この魔法はとけなかった。